CWチューニングインジケータの製作

YAESU FT-897にはトーンデコーダ機能があってCWでゼロイン時にLEDの点灯で知らせてくれます。この機能を他の機種でも実現したいと思い「CWチューニングインジケーター」を製作しました。AF信号はコンデンサマイクから入力することとして電池駆動にすることによってセパレートタイプになっています。ケーブルで接続されているわけではないので外乱ノイズの影響を受けますが、チューニング自体には支障はない程度の影響です。

回路図
回路は以下の通りです。

CWチューニングインジケーター回路図


トーンデコーダIC LM567を使って約800Hzの音声を検出しています。LM567回りの抵抗、コンデンサの定数はネット上の回路を参考にしてあります。計算上は可変抵抗によって約600Hzから1900Hzの調整幅があります。LM567の出力を使って、たとえばCW解読機能を付加する場合のように微妙なタイミングが要求される場合は、出力フィルタ等の微調整が必要になるかとおもいますが今回は目視でゼロインを確認できればよいので回路図通りの値で動作させています。
LM567へのAF信号はコンデンサマイクの信号をAFアンプLM386で増幅しています。コンデンサマイクのゲイン調整は10KのVRで行っています。このLM386の付加によって受信機から50cm位離しておいても正常にデコードしています。回路図上にあるC5、R2はスピーカを接続する場合に必要なもので実際には実装されていません。

下の写真は完成した基板部分です。

下の写真はケースへの収納を検討中の時に撮影しました。電解コンデンサの高さが少し高かったので基板取り付け穴(タップビスが挿入される部分)の高さを少し削りました。

ケースに収納し、レタリングをして完成です。パネル面には、同調を表示するLED、電源スイッチ、コンデンサマイク用の穴があります。

調整方法
調整はLM567のVRを調整して、FT-897のデコーダの表示と一致するように調整します。AFの発振器があればもっと調整がしやすかったとおもいます。

使用方法
電源スイッチをONにして、トランシーバの近くにおきます。受信音のトーンを検出してLEDが点灯します。
下の動画は7MHz帯での受信をFT-897の「CW-T」インジケータと比較したものでです。ほぼFT-897と同じようにトーンを検出しているのがわかるとおもいます。

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